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バレット食道について

 

こんにちは!

 

今回は、バレット食道についてお話をします。

 

「食道の粘膜は扁平上皮という細胞でできており、胃の粘膜は円柱上皮という細胞でできています。食道の扁平上皮が胃の円柱上皮に置き換わってしまう状態をバレット食道と言います。」

 

逆流性食道炎による炎症が長期間生じるとなりやすいです。

 

バレット食道自体は特に症状を起こすものではありませんが、

バレット食道には食道がんができる可能性が高いために注意が必要です。

 

症状

症状がないこともあります。しかし、多くは逆流性食道炎の症状が現れます。

胸やけ・つかえ感・胃酸の逆流感がある・げっぷ・吐気などがあります。

 

検査

胃カメラをします。

 

治療

一度発生したバレット食道が改善することはありません。

胃酸の逆流などによってバレット食道が広がっていくのを抑えるために、逆流性食道炎同様に胃酸の分泌過多を抑える薬を使っていくことがあります。

 

まとめ

・逆流性食道炎が原因!

・胃カメラをする!

 

 

 

 

  • 逆流を起こしやすい生活習慣の見直しをしましょう!

1.食事内容の見直しをする

以下のものの過剰摂取は控えるようにします。

・アルコール:食道運動機能が低下し、食道の内圧が下がります。

・高たんぱく、高脂肪、香辛料、高カフェイン(コーヒー・お茶):胃酸の分泌過多につながります。

 

2.喫煙を控える

喫煙は食道運動の低下、腹圧の上昇をまねきます。また喫煙により唾液中のアルカリ濃度が低下するため、唾液が食道に流れた時に胃酸に対する中和能力が落ちます。

 

3.食べ過ぎない(腹八分目)

食べ過ぎて満腹になりすぎると、胃の内圧が上がってしまい胃酸や胃内容の逆流が起こりやすくなります。

 

4.食後すぐに横にならない・寝る前には食べない

食後と夜寝ている間は胃酸がよく出ます。

加えて横になる姿勢だと、食道の位置が低くなり重力もかかりにくくなるため、胃酸が逆流しやすくなります。

 

5.ベルトなどでお腹を絞めすぎない

腹圧が上がり、胃酸の逆流の原因になります。

 

6.ストレスをためない

ストレスや生活習慣の乱れがあるとコントロール機能が上手く働かず、胃酸過多になったり、胃や腸の動きが低下し、逆流性食道炎を起こし、胸やけが発生します。ですので、ストレス因子が持続したり、生活習慣が改善しないと、一旦薬でよくなったあともぶり返すことが多いです!

 

 

 

担当は看護師 Nでした。

 

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