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CPAPの患者様対応できるようになりました!!

CPAP

 

こんにちは!

 

当院ではCPAPの治療をサポートする体制が整いました!!!

 

CPAPについて今回で少しでも学べるようにまとめました!

 

睡眠に困っている方など当院に来ていただいて、少しでも解決して頂けたらと思います!

 

  • 睡眠の質が下がると死亡4倍、脳卒中・心筋梗塞5倍、交通事故7倍にリスクが上がります。

日中の活動で疲れた身体や脳を休ませるというとても重要な役割を担っており、

質の良い睡眠をとることが私たちの生活を支えています。

しかし、多くの人が睡眠に問題を抱えており、睡眠を妨げる要因のひとつとして「睡眠時無呼吸症候群」があります。

睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り睡眠中に呼吸が止まってしまう病気で、SAS(Sleep Apnea Syndrome)とも呼ばれています。

 

 

  • 睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、

睡眠中に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)、気道の流れが悪くなったりする(低呼吸)病気です。

 

睡眠中に呼吸が10秒以上止まり、この状態が一晩に30回以上、

または1時間あたり5回以上あると睡眠時無呼吸症候群(SAS)となります。

 

睡眠時無呼吸症候群のイラスト

 

「朝起きても疲れがとれない」、「日中眠くなる」、「大きな鼾(いびき)をかく」などの症状を伴うことがあり、

高血圧や糖尿病などの生活習慣病との関連も指摘されています。

 

 

  • SASの原因とは?

原因の1つは、肥満により首回りやあご、気道内部などに脂肪がたまり、空気が通る気道を圧迫してしまうというものです。

睡眠時無呼吸症候群のほとんどはこれが原因で発生します。

他にも扁桃が肥大している、あごが小さい、舌根(舌の付け根)が大きい、

アレルギーなどで鼻が詰まりやすい、アルコールの摂取や加齢による筋肉の緩みでのどが塞がりやすくなる等が考えられます。

また、SASは男性に多く、加齢によって発症リスクが高くなることがわかっています。

 

 

  • SASの症状は?

・いびきがひどい

・睡眠中に呼吸が止まる

・夜中に何度もトイレに起きる

・憂鬱な気分が続いている

・起床時に頭痛がする

・起床時に疲れを感じる

・昼間に強い眠気や怠さに襲われる

・居眠りで交通事故を起こしかけたことがある

 

いびきをかいて寝る人のイラスト(女性)

 

睡眠中に身体が酸素欠乏状態になることで昼夜を問わず、上記の症状が引き起こされます。

これらは睡眠の質を下げ、身体の不調だけでなく、命へのリスクを上げる可能性があります。

 

  • SASの合併症とは?

SASによる睡眠中の低酸素状態は、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病と密接な関係があり、

様々な合併症を高率に引き起こすことが報告されています。

合併症は多岐にわたり、高血圧、不整脈、虚血性心疾患、心不全、脳卒中、夜間突然死、糖尿病、うつ、認知症、EDなどが代表的なものとして上げられます。

 

  • SASの検査

一般的にSASの重症度はAHI (無呼吸低呼吸指数)で表し、AHIは1時間に10秒以上の無呼吸・低呼吸(浅い呼吸)の発生回数を示すものです。

正常は AHI<5

軽症は 5≦AHI<15

中等症は 15≦AHI<30

重症は 30≦AHI

 

検査はご自宅で簡単にできます!!

詳しくはZONEのホームページをご参考ください!

 

  • ①簡易検査

胸・指にセンサーを装着します。

検査の内容は①血中の酸素低下②無呼吸の回数③いびき等です。

 

この検査結果で

40回以上ですとCPAPの治療開始になります。

40回未満ですと②の精密検査を行います。

 

  • ②精密検査

簡易検査に+頭・腹にセンサーを装着します。(頭・胸・腹・指)

検査内容は①睡眠状態②血中の酸素低下③無呼吸の回数④いびき等です。

 

この検査結果が20回以上ですとCPAPの治療開始になります。

 

  • CPAP治療開始までの流れ

①クリニックに来院していただき、症状のご相談

②クリニックから検査会社に依頼

③配達先や受取日・時間などを検査会社とお電話で打ち合わせ

④検査機器が自宅に届く

⑤自宅にて検査を実施

⑥検査機器の返却(ご自宅かコンビニから着払いでご返却)

⑦クリニックに結果が届く(返却から10日ほどで届きます)

⑧クリニックに来院していただき、結果をお伝え

⑨治療が開始

 

 

  • CPAPとは

CPAPとは持続的陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure)のことです。

装置より圧力をかけた空気を鼻から気道に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸低呼吸を防止し、リスクを下げる治療法です。

・効果の高い治療法で、結果により保険治療での治療ができます。(保険診療なので、月に1回の受診が必要になります。)

・初めてお使いになる方は、なれるまでに2~3か月かかる場合があります。

 

  • CPAPの種類

マスクにはいくつかの種類があります。

鼻だけを覆うネーザルタイプ、鼻孔に直接装着するピロータイプ、鼻と口の両方を覆うフルフェイスタイプなどがあります。

 

ネーザルタイプは、鼻だけを覆うマスクです。こちらは顔に大きな部分が触れないため、比較的軽くて装着しやすいです。このタイプは特に、鼻呼吸がしやすい人におすすめです。

CPAPのマスクのイラスト(鼻)

 

ピロータイプは、鼻孔に直接挿入するタイプです。顔に触れる部分が少ないので、肌に跡が残りにくいのが特徴です。ただし、ネーザルタイプに比べて外れやすいことがあります。

 

CPAPのマスクのイラスト(鼻ピローマスク)

 

フルフェイスタイプは、鼻と口の両方を覆うマスクです。鼻詰まりや花粉症などで鼻呼吸が難しい人に向いています。また、寝ている間に口を開けてしまう人にも良い選択です。

CPAPのマスクのイラスト(鼻と口)

 

 

  • CPAPの効果とは?

いびきが減り、日中の眠気が改善される効果があります。

また、長期的には血圧の安定や心臓への負担軽減にも役立ちます。

CPAPは即効性があり、初日から効果を感じる人もいます。

 

  • CPAPの音について

音の感じ方には使用環境の影響や個人差がありますが、寝ている間に使用するものなので機器には静音設計が施されています。

初めて使用する時には、違和感を感じると思いますが、次第に慣れるケースがほとんどです。

 

  • SAS未治療や治療中止のリスク

治療することで死亡や他の病気の発症リスクを下げることができます。

未治療や治療を自己判断で中断・中止するとリスクを上げることになりかねません。

突然死を含む死亡リスクは、治療中の患者と比べて、約3倍も違うといわれています。

 

 

SASは、ストレスがたまりやすいとされています。

それは、いびきをかいたり、呼吸が止まったりすることで、脳が酸素不足を感知し、危険を感じて無理やり目を覚まさせています。

急に肩をたたかれるとびっくりする感じが夜に何回も続くとストレスですよね。

ストレスが1日でも早くなくなるように願います・・・

なにかございましたらご相談下さい!!

 

担当は看護師 Nでした。

 

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