手足口病について
こんにちは!
今ニュースで話題になっている手足口病についてお話します。
当院でも大人の方の対応が可能ですので、心当たりのある方は一度ご来院を検討してください。
毎年夏を中心に発症し、7月下旬にピークを迎えます。手足口病は、ほとんどの場合、軽症で治りますが、重症化する割合が高いといわれているEV71による手足口病も流行していますから、しっかりと経過観察をする必要があります。
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手足口病の症状
・口内炎ができており、よく見ると手や足にもうっすら発疹のようなものが出ている
・口の中が痛く、熱がある
・なんだかよくわからない発疹が、手足やほかの箇所に見られる
・風邪の前触れのような悪寒がある
・全身がだるい
・関節痛や筋肉痛を感じる
複数個当てはまる方は疑いがあります。
手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。
発疹は米粒大でやや盛り上がっており、水疱化するものもあります。
感染経路
飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)があります。特に、この病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。理由は、子ども達同士の生活距離が近く、濃厚な接触が生じやすい環境であることや、衛生観念がまだ発達していないことから、施設の中で手足口病の患者が発生した場合には、集団感染が起こりやすいためです。ご家庭でも感染しやすいので子どもが残した食事を食べるなどで感染する両親も多いようです。
症状
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。口の中で発疹ができると話しにくいこともあります。しかし、大人は発疹に痛みが出ます。足裏などにひどく出ると歩けないほどになります。また、インフルエンザにかかる前のような、全身倦怠感、悪寒、関節痛、筋肉痛などの症状が出ることがあるのも、大人の特徴です。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。
有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありません。治った後でも、比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあります。また、感染しても発病はせず、ウイルスを排泄している場合があります。
一般的な感染対策
接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。
治療
手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。また、基本的には軽い症状の病気ですから、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
手足口病に感染しても大人は出勤停止にはなりません。 発熱が治まり、通常の生活ができるようになれば出勤できます。しかし1度かかってもまたかかることもあります。「手足口病」は、「ヘルパンギーナ」「プール熱(咽頭結膜熱)」とともに、三大夏風邪の一つとされています。子どもより大人のほうが症状が重く出やすいため、苦しまないためには先に知っておいたほうが得です。
まとめ
大人は子どもよりも症状が重い!
手洗いうがいは念入りに!
長時間の日焼けを避ける、睡眠をしっかりとって免疫力を落とさない!
担当 看護師 Nでした。
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