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過敏性腸症候群と機能性ディスペプシアについて

消化器内科

 

 

こんにちは!!

 

今日は、「過敏性腸症候群」「機能性ディスペプシア」についてお話します。

このふたつは結びついていて、両方合併する人もいらっしゃいます。

 

まず、「過敏性腸症候群」について説明します。

腹痛・下痢・便秘・不眠・抑うつ・意欲低下等の症状があります。

若い女性の方に多いです。

検査は、大腸カメラや血液検査を行います。

治療は薬物療法と生活指導を行います。

下痢・便秘・腹痛などの症状に応じた治療薬を処方します。

 

生活については、運動と食事の見直しをします!

近年、過敏性腸症候群の症状悪化と、食事内容との深い関わりが明らかになってきました。

 

FODMAPとは「発酵性・オリゴ糖・二糖類・単糖類・糖アルコール」を英語で表した頭文字を合わせたものです。食べると悪化する食べ物がわかっています。

低FODMAP食とは小腸で吸収されにくく、大腸で発酵する糖質の総称です。

・米、玄米、十割蕎麦、ビーフン、フォー

・卵、牛肉、鶏肉、豚肉、魚

・トマト、ホウレンソウ、カボチャ、ダイコン、ジャガイモなどの野菜

・木綿豆腐

・メープルシロップ

・バター、マーガリン

・緑茶、紅茶

 

高FODMAP食は過剰に摂取すると悪化する食べ物です。

・パン、パスタ、うどん、ラーメンなどの小麦粉製品

・たまねぎ、アスパラガス、長ネギ、ニラ、サツマイモなどの野菜

・ソーセージ・はちみつ

・大豆、納豆、豆乳、ウーロン茶

・牛乳、ヨーグルト

・チョコレート、アイス

 

①まず4~6週間で食事を見直します。高FODMAP食の摂取量を減らします。

この期間が過ぎたら、症状が改善したかどうかを確認します。

 症状が改善すれば、高FODMAP食が過敏性腸症候群を引き起こしたと明らかになります。

 ②6週間後からは、高FODMAP食の摂取量を徐々に増やします。

高FODMAP食品のうち、原因となっている食品を特定するための期間です。

高 FODMAP食品を1つずつ食べて様子をみます。

 ③原因になっている高FODMAP食品を排除し、食事をします。

 

次に「機能性ディスペプシア」について説明します。

ストレス性胃炎とも呼ばれます。

数か月前からの食後の胃もたれ感・早く満腹感を感じる、

心臓や胃が痛い、胸やけ・げっぷ、吐気があるといった症状があります。

 

検査は胃カメラ・血液検査・腹部エコー・CT検査があります。

 

治療は生活習慣を見直す!

まず、ストレスをコントロールします。自立神経の乱れを改善します。そのためには規則正しい生活を心がけましょう。

 ‘‘早寝早起きや睡眠を大切にしてみましょう!“

次に薬物療法です。食後の胃もたれ感や胃痛などの痛み改善などの薬を内服していただきます。

 

完全に治すことはできませんが症状は治まりますので、一緒に改善を目指しましょう!!

 

(まとめ)

機能性ディスペプシアも過敏性腸症候群もストレスを感じやすい方、疲労を感じやすい方がなりやすいです。両方を合併する方もいます。

機能性ディスペプシアは胃カメラ、過敏性腸症候群は大腸カメラをお勧めします!

 

症状に心あたりのある方、これをみて、少しでも引っかかるかも・・・・

と思った方は一度診察をお待ちしております!!

 

担当は看護師 Nでした。

 

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