ご来院の際は事前にWEBにて予約・問診の入力にご協力をお願いします。
ご不明な点はお電話にてお問い合わせください。
おなかにガスが
溜まる方は、
ご相談ください
多くの人が「おなかが張って苦しい」という膨張感に悩まされています。この症状はおなかにガスが溜まることで起こりますが、何らかの疾患による可能性もあります。
おなかの張りでお悩みの場合は、自己判断で放っておかず、一度当院にご相談ください。
おなかにガスが
溜まる原因
おなかの張りが治らなかったり、何度も繰り返したりする場合は、まず日常生活に問題がないかどうかを振り返ってみる必要があります。
食べ方
人は食事中や会話中に、意識していなくても空気をたくさん飲み込んでいることがあります。中でも、あまり噛まずに食べたり、早食いや大口で食べたりする癖があると、おなかの中に空気が溜まりやすくなるので気をつけましょう。
便秘
便が腸に溜まるとガスも溜まります。溜まったガスは体外に排出されるため、おならの回数が増えます。また、便秘で溜まった腸内ガスが腸管から吸収されて血管に入り、肺から放出されることで、おならのような臭いの口臭になるとも言われています。
肉類やにんにくの
食べ過ぎ
肉などを大量に口にすると、小腸では分解が追いつかず、大腸で残留物が分解されます。肉に含まれるタンパク質が分解されると、悪玉菌(ウェルシュ菌など)による腐敗が起こり、アンモニア、硫化水素、二酸化硫黄、スカトール(糞便臭)が発生します。その結果、臭いの強いおならが出やすくなります。
おならが増える疾患
便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群や慢性胃炎では、腸にガスが溜まりやすくなります。
また、大腸がんが進むと便秘が悪化し、おならの回数が増えることもあります。
運動不足
運動不足の方やデスクワークの方は、運動する習慣をつけましょう。運動不足だと腸の蠕動運動が妨げられ、おなかにガスが溜まりやすくなるためです。
また、仕事や勉強の休憩時間や空き時間には、おなか周りを動かすストレッチ体操をすると良いでしょう。たとえ1日30分の軽いウォーキングであっても、運動を習慣にすることをお勧めします。
おなかにガスが溜まる病気
おなかが張っている場合には、次のような疾患が隠れている可能性があります。
過敏性腸症候群
おなかの痛みの慢性化、下痢、便秘を繰り返すことなどです。そして、腸に異常がないことが特徴です。
不安や緊張などの精神的ストレス、気候変動などの環境的ストレス、過労などの身体的ストレスが原因と考えられています。下痢や便秘に加え、ガスが溜まって苦しむ方もいます。
慢性胃炎
慢性胃炎とは、胃粘膜が慢性的に炎症を起こしている状態をいいます。約80%がピロリ菌によって引き起こされるといわれています。
症状としては、おなかの張り、おならやげっぷの増加、胃痛、吐き気、胸やけなどがあります。放置すると胃潰瘍や胃がんに進行する場合もあります。
機能性ディスペプシア
検査で病的な異常が見つからないにもかかわらず、胃やおなか周辺に不快感が生じる疾患です。おなかの張り以外にも、胸やけ、胃痛、胃もたれなどの症状が現れることもあります。
おなかにガスが
溜まるときの
対処法
生活習慣を整えてもおなかの不調が解消されない場合は、何らかの疾患が潜んでいる可能性がありますので、まずは当院にご相談ください。また下記対処法を試してみられることもお勧めです。
便秘を改善する生活習慣を身につける
便秘を改善する生活習慣を身につけるためには、「便意を我慢しない」「水分を頻繁に摂る」「食物繊維をたくさん摂る」の3点をお勧めします。
豆類やイモ類など繊維質の多い食品、ヨーグルトや乳酸飲料もお勧めです。きな粉、はちみつ、インゲン豆、バナナ、納豆などのオリゴ糖を含む食品も積極的に摂りましょう。
ストレスを溜めない
ストレスは消化管を含む、身体のいたるところに悪影響を及ぼします。
休日は趣味や旅行、スポーツなどで、心も体もリフレッシュすることを心がけましょう。
肉類の食べ過ぎは
避ける
肉類、ネギ類、ニンニクなどの食品は臭いが強く、食べ過ぎるとおならの臭いが強くなる傾向があります。ヨーグルトなどを食べて善玉菌(ビフィズス菌など)を増やし、腸内環境を整えましょう。
運動やマッサージ、
半身浴などを行う
運動やマッサージを行うことで、腸の蠕動運動を促進します。ぬるめのお湯での半身浴もお勧めです。おなかを温めることで腸管の血行が良くなり、腸の動きが活発になります。