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一般内科・発熱外来

一般内科

一般内科一般内科では、日々の暮らしでよくある症状や疾患を診療します。
当院は、日本内科学会認定 総合内科専門医である院長が循環器疾患、消化器疾患、呼吸器疾患、腎臓疾患、内分泌・甲状腺疾患などを含む、幅広い疾患に対応いたします。
以下は主な症状や疾患の一覧です。また、「何科に相談すべきかわからない」など、ご不明な点はお気軽にご相談ください。

一般内科でよくある症状

など

一般内科でよくある疾患

風邪

風邪風邪の8~9割はウイルス感染が原因で、残りは細菌感染です。鼻や喉の粘膜異常が主な症状です。ウイルス感染には抗生物質が効かないため、症状を抑える薬を服用しながら、水分・栄養補給と安静によって自然治癒を促します。扁桃腺、副鼻腔、呼吸器系の細菌感染が疑われる場合は、抗生物質が必要になることもあります。
普通の風邪でも、まれに肺炎や髄膜炎などの重篤な疾患につながることがあるため、慎重に経過を診察します。

インフルエンザ

日本では例年12月から3月にかけてインフルエンザが流行し、年間約1,000万人が感染していると推定されます。インフルエンザは、咳や喉の痛みなどの呼吸器症状だけでなく、高熱、全身のだるさ(倦怠感)、食欲不振などの全身症状も引き起こします。
頭痛、関節痛、筋肉痛などの呼吸器以外の症状を伴うこともあります。
重篤な合併症としては、急性脳症(インフルエンザ脳症)や重症肺炎があります。インフルエンザを疑うような症状に気づいたら、早めにご相談ください。

急性胃腸炎・感染性腸炎

胃腸炎はウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)がほとんどで、一部は細菌感染(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)です。
症状の多くは下痢、腹痛、嘔吐、発熱です。脱水を防ぎ、症状に応じた内服薬を服用することで治療します。細菌感染が疑われる場合は抗生物質を使用することもあります。
脱水予防には、自宅でできる経口補水療法(ORT oral rehydration therapy)が有効です。
帰宅後の家庭内感染予防やORT・食事摂取についても、当院スタッフより丁寧に説明いたします。

急性胃腸炎・感染性腸炎

気管支喘息・咳喘息

気管支喘息は、気道に炎症が続き、さまざまな刺激に対して気道が過敏になる疾患です。日本ではこの30年間で約3倍に増加した国民病です。
夜間や早朝に出やすく、発作性の咳や痰、ゼーゼーと呼吸音を伴って息苦しくなるなどの特徴があります。治療で重要な点は、症状が消えても自己判断で治療を中断しないことです。気道の炎症は症状が消えた後も続き、炎症が続くと気道が元の状態に戻らなくなるためです(リモデリングといいます)。通院を続け、治療を中断するタイミングを診断します。
治療薬の中心は吸入ステロイド薬と気管支拡張薬です。ステロイドは適切に使用すれば副作用は少ないのでご安心ください。

頭痛

頭痛には多くの種類があり、放置できるものや、すぐに専門家による治療が必要なものがあります。同様の頭痛を長く繰り返している場合は、緊張型頭痛か片頭痛の可能性が高いです。それぞれ治療法や薬が異なります。必要に応じて連携施設で頭部CT・MRI検査を行います。
頭痛が突然かつ前例のないほど痛みが強い場合、発熱を伴う場合、手足の麻痺やしびれを伴う場合、数週間以内に悪化する場合、嘔吐を起こす場合などは、すぐに高次医療機関を受診して下さい。

胸の痛み

胸の痛みで受診される場合のほとんどは、緊急性のない原因による疾患です。しかし、中には心筋梗塞、(不安定)狭心症、(緊張性)気胸、大動脈解離、肺塞栓症など緊急性の高い疾患の場合もあります。
胸の痛みは非常に多くの疾患に共通する症状なので、鑑別診断は非常に重要です。そのため、まず胸部X線検査や心電図検査を行い、必要に応じて血液検査も加え、慎重に診断・治療を行います。当院での治療が困難な場合は、適切な連携医療機関をご紹介いたします。

花粉症

日本人の4人に1人が花粉症に悩まされています。スギ花粉(花粉症全体の7割)を中心とした様々な花粉が原因で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が特徴です。
治療は、症状に応じた内服薬、点鼻薬、点眼薬が中心となります。最近では根治治療が期待できる舌下免疫療法も行われています(現時点で、当院では行っておりません)。

貧血

貧血とは、血液中の赤血球が不足した状態をいいます。貧血の原因で最も多いのは鉄欠乏性貧血です。これは、赤血球を作る材料(鉄分)が不足するために、血液の流出(女性では月経、高齢者ではがんなど)に赤血球の製造が追いつかない状態をいいます。
症状としては、息切れ、動悸、頭痛、めまいなどがあります。鉄分不足は、爪が割れやすくなる、抜け毛、肌荒れなどの症状も引き起こします。
まず原因を治療することが最も重要です。たとえば過多月経や子宮筋腫が原因の場合は、婦人科医に相談することで、胃や腸からの出血が疑われる場合は、胃カメラ・大腸カメラ検査を検討することなどです。そして、改善がみられるまで鉄剤の内服を続けます。

生活習慣病

生活習慣病とは、生活習慣が原因と考えられる疾患の総称です。ここでいう生活習慣とは、
食生活・運動・飲酒・喫煙・ストレスなどを指します。

生活習慣病

高血圧症

高血圧 血圧測定高血症とは、血圧が高い状態が続く疾患を指します。ほとんど自覚症状がないまま進行し、高血圧が血管に大きな負担をかけ続けて動脈硬化を進行させます。放置しておくと、狭心症や心筋梗塞などの心疾患や、脳梗塞などの脳疾患を突然発症するリスクが高くしてしまいます。まれに、頭痛、肩こり、耳鳴りなどの自覚症状が現れることがあります。これはすでにある心疾患や脳疾患の合併症の可能性もあり、注意が必要です。

高血圧の治療を
開始する血圧の基準値
  • 診察室血圧で140/90㎜Hg、
    家庭血圧で135/85㎜Hg
降圧目標値
75歳未満の成人 130/80㎜Hg未満
(家庭血圧125/75㎜Hg未満)
糖尿病合併 130/80㎜Hg未満
(家庭血圧125/75㎜Hg未満)
CKD(蛋白尿陽性) 130/80㎜Hg未満
(家庭血圧125/75㎜Hg未満)
75歳以上 140/90㎜Hg未満
(家庭血圧135/85㎜Hg未満)

※血圧は、運動や緊張など、さまざまな影響によって変化します。血圧計測時に、例えばリラックスできるご自宅では低めに、緊張する病院やクリニックでは高めに出やすいなどの傾向があります。そのため診察時血圧と家庭血圧は別の数値になっています。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)は、血液中の脂質が血管の内側に付着して粥状のプラークとなり、動脈狭窄や動脈硬化を進行させる生活習慣病です。そのため、ある日突然、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの重大な発作を起こすリスクが高くなります。自覚症状に乏しい生活習慣病の中でも、脂質異常症は特に自覚症状がなく、健康診断などで指摘されて初めて気づくことが多い疾患です。
血中の脂質には、LDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪などがあります。悪玉コレステロールや中性脂肪が多い高脂血症だけでなく、善玉コレステロールが少ない場合も問題となり、現在ではそれも併せて脂質異常症と呼ばれています。

脂質異常の基準値
高LDL(悪玉)コレステロール血症 ≧140mg/dl
(120~139 mg/dlは境界域)
低HDL(善玉)コレステロール血症 <40 mg/dl
高トリグリセライド(中性脂肪)血症 ≧150 mg/dl

糖尿病

糖尿病は、血液中の血糖値であるブドウ糖の濃度が高い状態が続く疾患です。ブドウ糖はエネルギーとして欠かせませんが、血糖が高い状態が続くと血管に大きな負担をかけ続け、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を引き起こします。また、高血糖は毛細血管に深刻な負担を与え、失明、足の壊疽、透析が必要な腎疾患などの深刻な合併症を引き起こします。
食事からの糖質は消化吸収されてブドウ糖となり、血液中に放出されます。それが膵臓から分泌されるインスリンの作用により、肝臓やその他の臓器でエネルギーとして利用され、グリコーゲンが合成されます。その際インスリンの分泌が不足したり、その働きが阻害されたりすると、血液中のブドウ糖を体内で処理できず、高血糖の状態が続き、糖尿病となります。

生活習慣病としての
糖尿病

糖尿病は、大きく2つのタイプに分類されます。インスリンの分泌不足が原因の1型と、肥満や運動不足などの生活習慣が原因の2型です。日本では、成人の糖尿病患者の約95%が2型と報告されています。

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が高い状態が続く疾患です。高尿酸血症といえば、足の指などに激痛が走る痛風発作が有名ですが、尿酸値が高くても痛風発作が起きないケースもよくあります。高尿酸血症は尿路結石や腎機能障害のリスクが高いため、痛風発作がなくても治療は欠かせません。

メタボリック
シンドローム

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、ほとんど自覚症状がないまま動脈硬化を進行させます。そして突然、心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクがあります。メタボリックシンドロームとは内臓脂肪型肥満のことで、血圧、血糖、血中脂質のうち2つ以上が基準値を超えている状態のことです。内臓脂肪型肥満では内臓のまわりに脂肪がたまりやすく、ぽっこりお腹になりがちです。この場合、血圧や血糖、血中脂質などの個々の数値はそれほど悪くなくても、動脈硬化が進行しやすく、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。そのため、できるだけ早く治療を開始し、適切なコントロールを続けることが必要です。

メタボリック
シンドロームの
診断基準

必須項目では内臓脂肪型肥満かどうかを判断するために、ウエスト周囲径を測定します(測定は立位で軽く息を吐きながら、へその位置で行います)。

男性 ≧85cm
女性 ≧90cm

選択項目では血圧・血糖・血中脂質の数値が、下記の2つ以上に該当するかを確認します。

収縮期(最大)血圧 ≧130mmHg
拡張期(最小)血圧 ≧85mmHg
高トリグリセライド
血症
≧150mg/dl
低HDL
コレステロール血症
<40mg/dl
空腹時高血糖 ≧110mg/dl

発熱外来

発熱外来当院では現在、発熱外来を設け、幅広い発熱患者様を受け入れています。
新型コロナウイルス感染症は2023年5月8日から5類感染症に分類されましたが、1週間以内に発熱症状がある患者様については、状況に応じて引き続き「発熱外来」で診療を行います。

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